予防歯科とは・・・??~その1~
2017/05/30
こんにちは。
すっかり秋らしくなって、朝晩は肌寒くなってきました。
秋は旅行、グルメと楽しいイベントがたくさんあっていい季節ですよね。
さて、予告でもお伝えしたとおり今日は予防歯科についてお話したいと思います。
最近多少なりとも耳にするようになったこの言葉、この日記をご覧の皆さんはもちろんご存知だと思いますが、それってなんなの?って聞かれたとき端的に説明できる方はまだ少ないのではと思います。
(実際、予防歯科を完全に説明するのは大変です。)
よく言われるのは、子供にフッ素を塗布したり、歯石取りをすることと答えたりする方は多いのではないでしょうか?
実際そんな説明をする歯科医師も多いと思います。たしかに歯石をとることは歯周病を予防することにつながりますし、フッ素を塗ることは虫歯予防になります。しかしそれだけで予防歯科といえるのでしょうか??
まず言葉の定義をしたいと思います。
予防歯科とは・・・生涯にわたって自分の歯でおいしく食事していけるよう手助けするための歯科診療科。 ということだと思います。
そりゃ当たり前だと、言いたい方もおられるでしょう。
しかし、これが真理だと思ってます。キーワードは「生涯にわたって」です。
誰しも自分の歯でかみたいと思っていると思います。ですが日本人の場合80歳の平均残存歯数は8本程度となってます。大人の歯は28本ですから実に20本も失ってく計算になります!
この現状は欧米の先進国に比べるとかなり低いのです。スウェーデンは80歳平均23本です!!
話がそれましたが、この違いはまさに予防歯科を実践しているかどうかの差です。
従来の歯科治療は、治療つまり削って治すことばかりを行ってきました。
患者さんも痛いところだけ治したいという方もいまだに多いです。
はたしてそれで生涯自分の歯でおいしく食べれるでしょうか?
答えはNOです。
悪くなるには悪くなる原因があります。それは人それぞれです。(たとえば歯磨きが下手だったり、歯並びが悪いため汚れがつきやすかったり。。。)
その原因を一人ひとり見極め、対応していくことが予防歯科なのです。
ですから当院ではまず検査を重んじています。歯周病検査、虫歯のリスク検査など。
ここから始めないといくら虫歯をなおしてもまた繰り返します。
ご自分のお口の中を知っておかなければ真の予防は達成できないのです。
話が長くなってしまいましたがみなさんなんとなくはご理解いただけたでしょうか?
次回はそれぞれの検査のもつ意味をご説明していきたいと思ってます。
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