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すずき歯科医院

めっきり寒くなってきましたね。

 大学病院では最終学年の学生には臨床実習があります。６年間の大学生活の締めくくりに、初めて患者さんを担当するのです。（上の先生の指導の下ですが。）今は引き継ぎの時期です。

一年間の実習を終える学生とこれから実習を始める学生。診療室は、この時期、一年の中で最も人があふれています。実習を終える学生は一年前の自分を思い出して成長を感じているのでしょうか。新しく実習を始める学生には緊張も見られます。私も自分の時のことを思い出して懐かしく思っておりました。

さて、今日は先日あった出来事をお話ししようと思います。

 臨床実習中に、学生に声をかけられてお口の中の確認に患者さんのもとに伺うと、私が学生だったときの臨床実習で担当させていただいていた患者さんでした。私にとって初めての患者さんとの久しぶりの再会を嬉しく思うとともに、当時があったから今があるのだと感謝の気持ちが浮かんできました。

今後さらに経験を積んでいっても、初めて患者さんの治療をした時の気持ちを忘れずにいよう、と改めて感じた出来事でした。

歯科医師　添田